
生活保護は、「仕事がみつからない」「お金がない」「家を出なければならなくなった」「友人や家族に頼れない」などの事情があり、生活に困っている方であれば、だれでも利用できる国の制度です。その権利は憲法で保障されています。
国が定める「最低生活費」より、世帯収入が低ければ、その差額が生活保護費として支給されます(収入がなければ、最低生活費と同額が支給)。
~日本国憲法 第二十五条~
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
理由に関係なく、必要なときには、いつでも、何度目でも、申請できます!
住所がない方も申請できます。たとえば…
路上で生活している
ネットカフェやサウナにいる
知人の家にいる
住民票のある住所ではない場所で野宿している
などの状態でもできます。利用には一定の条件があります。
まずはお近くの福祉事務所でご相談ください。
🌿 目的 生活保護の目的は、ただお金を渡すことではなく、
「健康で文化的な最低限度の生活を保障し、自立を助ける」ことです。つまり、再び自分の力で生活できるようにサポートする仕組みです。
💰 支援の内容(8つの扶助)
生活保護では、必要に応じて次のような費用が支給されます。
生活扶助 … 食費・衣服・光熱費など、日常生活に必要な費用
住宅扶助 … 家賃や地代など
教育扶助 … 子どもの学用品や給食費など
医療扶助 … 病院の診察や薬代など
介護扶助 … 介護サービスの利用費
出産扶助 … 出産にかかる費用生業扶助 … 就職や自営業を始めるための費用
葬祭扶助 … 葬儀にかかる費用