2019年1月、私は病気によって左足を切断し、一時は日常生活さえままならない状況に陥りました。
その困難な時期、医療関係者や福祉制度、そして多くの方々から支えをいただきながら、少しずつ社会復帰への道を歩みました。
この経験を通して、私は「支えてもらうことのありがたさ」を深く胸に刻みました。その実感が、私を行政書士の道へと導きました。
今度は自分が「支える側」として、同じように悩みや不安を抱える方々に寄り添いたい――その想いこそが、私の仕事の原点です。
特に、障がいを持つ方やそのご家族、また生活に不安を抱える方々にとって、行政手続きはときに複雑で大きな負担となります。
だからこそ私は、自身の体験を生かし、同じ立場で寄り添いながら解決策を共に探す“心に寄り添う専門家”でありたいと考えています。
義足であることは私にとって「ハンディ」ではなく、人と人とを結ぶ「つながりの入口」です。身体障がい者手帳の取得や各種福祉サービスの利用支援をはじめ、福祉・障がい分野の書類作成や手続き、相続や成年後見制度の活用など、多様な相談に応じています。
大腿義足ユーザーとして現場で多くの方と出会い、個々のニーズに合わせた支援の重要性を日々実感しています。
そのため、相談者やご家族の声に耳を傾け、安心して相談できる環境を整えることを常に心がけています。
さらに、地域社会との連携にも力を注いでいます。
地域ぐるみで支援の輪を広げることで、身体障がい者の方々がより豊かで自立した生活を送れるよう、積極的な活動を続けています。
あなたの一歩を、共に支えられる存在でありたい。
これが、私が行政書士として歩み続ける理由であり、揺るぎない信念です。